どこかのお屋敷に、若い二人がいた。ひとりは男性。一人は女性。女性は男性に仕える、給仕のようなもの。
彼は彼女が好きだった。けれども彼女はかたくなで。彼女は彼を嫌いではなかったのだけれど、身分が違った。

身分などどうでもいいほどに、彼は彼女が好きで。　ふたりで全部すてて駆け落ちのようなものをした。

相思相愛。それから二人は幸せな暮らしをしていた。


年老いてきたころ。彼らは旅行にでた。列車の席を貸切、ふたりだけで。
老いても、変わらず二人はなかむつまじく。彼女も、よく笑う。

少し時間がたったのか。

彼がふと気づくと、隣で彼女が眠っていた。彼は何かをしに、席をはずす。
彼女しかいないときに、駅員がやってくる。何をしにきたのかはわからない。
ただ、駅員は気づいた。彼女が眠っているのではなく、なくなっていることに。
大慌てで、どこかへいってしまう駅員。

やがて、彼が戻ってくる。
もういちど、横で眠る彼女をみて、彼は気づいた。死んでしまっていることに。
初めは悲しみ、嘆いた。けれども、彼女の死に顔はこれ以上ないくらいに安らかで。
とても穏やかで、幸せそうで。
彼はかすかに笑ってから、彼女を抱えて何処かへいった。



終わり。

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どうもこんばんわ、東雲です！

気がつけば来週でハロウィンですね……というわけで絵を制作中です。
↑はラフ。大雑把。背景を考えていないことがうかがえます。

↓、アナログでやったイメージ的なもの。ラフのラフにあたるのだろうか。












これはひどい。とくに左。顔面崩壊してるよ。あと、頭小さくなってますね……
でも、かがんでるからでっかくはならないんだろうなぁ……うーむ。

気がつきゃ、小説サイト2周年？　早いものです。

それでは、東雲でした～

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最近読んだ、“あなたの心に残る1冊”を教えてください！

はい、トラックバックです。

小池真理子さんの『望みは何と訊かれたら』


最近読んだ本の中では、一番生々しかったかもしれない。色々と衝撃的です。
時代の流れ、勢い、いきづいていたであろうものとか……すごくリアル。
デモ活動とかのニュースを見ると、余計に生々しく感じます。


いくつか表紙があるようですが、お気に入りは青いモルフォ蝶が表紙のもの。
店頭でみて、美しさに目を奪われて。　本編を読み終え、二人の生活を思いだして、目が離せなくなる。

何度読んでも飽きがきません。お勧めですよ～

ちなみに、一番どきどきというか、ビリっときたのは……
五郎が取ったうなぎの骨を飲んだとき。　普通はやらないことでしょう。
標本のある部屋で、沙織の目の前で、わざわざ舌にのせて見せてから、飲み込む。

奇妙な行動だけれど、意味深っぽそうです。くらくらするくらい。

それでは。　お勧めですので、見かけたらちょっと手にとって見てはいかがでしょう？

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さっき食べた、かぼちゃプリンケーキ。

今まで作ったお菓子のなかで、一番うまくできたかもしれない……美味しかったです！
下の生地がちょっと固いかなって思ったんだが、タルト感覚で以外にいけた。
珍しく今回は成功！

貴重な成功例でした。

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どうもこんばんわ、東雲です！　明日行けば休みです！　明日は咎狗です！

さて、気づいたらもう10月も半ばです。ペース上げて作ったり描いたりしないとな～とは思いつつ、
ＰＣゲームやオンゲに手をだしています。

↑の画像、作品紹介ページに使う予定のもの。色で気づくとは思いますが、ルナです。
紹介は、ぼやぼやっとしたのにする、と何故か頭の中にありました。
作品紹介ページ、頑張って製作中っ
吉里吉里、セーブ画面どうしようか……画像変えようか。というかそのへんの仕組みをまだ理解していない。
ラベルはこまめにおきますが～
とりあえずは東雲が頑張って絵を描けばよいのです。あと何枚だっけかな。
とんでもないんだよな。でも頑張りたいです。
東雲がやりたいと思って、やり始めたことなのです。完成までいきたい。
彼女の物語を、しっかりと終わらせてあげたいとおもいます。
ハッピー？　な感じのエンドも考えてありますし。

……それでは、東雲でした～

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